2012年2月25日
2017-02-25


5年――。

今日でちょうど5年です。




2012年の2月26日ですが。
こんな記事を書いています。


ここに書いている”昨日届いた「荷物」”。
(実際に届いたのは25日、ちょうど5年前の今日)


それが羽藤さんの予科練時代のアルバムだったのです。













わたしが9期生のことを調べ始めたきっかけになったアルバムです。

初めて触れた9期生の、いや、軍人さんの遺品です。

震えました。

羽藤さんといえば、それまで『大空のサムライ』に出てくる「ポッポ」として知っていました。みんなの弟分みたいな、でも、凄腕の戦闘機乗り。なんというか、わたしの中では「歴史上の人物」みたいな存在でした。写真も台南空の集合写真1枚しか見たことがありませんでした。

その羽藤さんが、みなと一緒にうれしそうにお弁当を食べていたり、予科練庁舎前であどけない表情で写真におさまっていたり。
さらには直筆と思われる添え書きがあったり。
羽藤さんが「生きていた」ということを強く実感しました。このアルバムに触れて。



いままでいろんな写真を見せてもらいましたが、その写真にたどりつくまでのことは一つ一つ詳細に覚えています。

たとえば5年前の今日出会ったこの羽藤さんのアルバムですが。
知人が自分のお母さんのお墓参りに行った墓地で、偶然羽藤さんのお墓を見つけたとかで。お参りされている様子だったので、お盆の前に連絡先を書いた紙を置いておいたらしいんです。
お盆のあとで羽藤さんの甥御さんから連絡が来た、と。
それから何度か?羽藤さんの甥御さんと会って、年が明けてこのアルバムを借りて戦史研究家の武田信行氏に送るついでに(!?)わたしのところにも送ってくださったんです。
※武田さんにはわたしから送りました。送り出すときは離れがたくて泣きそうでした。

そのときはまさかわたしが5年もはまるとは思っていなかったでしょうね〜(^^;)
いや、抜け出せる見込み、まったくありません。





5年って、自分でも短いのか長いのか、よくわかりません。

大学時代は2年間研究室に所属して、卒論という目標に向かって励んでいたわけですが。
それに比べると5年は長いです。
が、5年経っても何も形になっていない現実orz


先日、Yさんと一緒に島田清守さんのご遺族の方を訪問したとき、帰りの電車の中で、
「まず『九期とは何か』ということを他人に理解してもらえるようにまとめないと」
と言われました。
ハッ!( ゚Д゚)

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