『この世界の片隅に』、原作のマンガを買って読みました。
映画で腑に落ちない点があったので、原作を読んだらわかるんかな、と思って買って読みました。
腑に落ちたところか、
「全然違う話やんか!?」
絶叫レベル。
誰も悪くない。
だからこそ切ない。
すずとリン。
この二人は表と裏、光と影、日常と非日常だったのか・・・・。
映画ではどうしてリンさんをきちんと描かなかったのか。
リンさんを描かないと、周作さんがただの「エエ人」で終わってしまうし、この二人のことを描かないと、すずさんの本当のところがつかみきれないままで終わってしまう。
――のではないかな?
原作を読んで、すずさんのことも、周作さんのことも、リンさんのことも、水原さんのことも、もっともっと好きになってしまいました。
みんな非常に人間臭い。ただの「エエ人」じゃないよ。
わたしは映画をぼーっと見とって、たっくさん見落としてしまっていたのではないか。
そう思ったので、また映画を見に行ってきました。
たしかに、見落としていたことがたくさんありました。
最後、人さらいのばけもののカゴからどうして唐突にワニが出てきたのか。
(マチカネくんかと思ったわ!)
これは完全に見落としていました。原作を読んで、映画の2回目を見て、やっとわかりました。
あと、サギとか。
あと、椿とか。
あと、周作の机の上の花挿しとか。
なんかいろいろ、宝探しのように隠してあるんだな、あの映画。
水原さんとの納屋の俯瞰シーンに、りんどうの茶碗が描いてあるんかね? あれ。
ちなみに、わたしが一番好きな登場人物はおねえさんです。
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