甲4期福谷知康さんの遺品の中にあった谷田部飛練(飛練9期)時代の写真です。
知人Oさんを通してご遺族の方からご提供いただきました。
福谷さんのご遺族の方とはもう7年ぐらいのお付き合いでしょうか。福谷さんが乙9期の兼藤二郎さんと真珠湾攻撃時ペアだったというご縁でブログを見つけてくださって、そこからのご縁です。
いい写真です。
ただ、撮影場所と日付がわからないのは残念です・・・・。
ご当人の福谷さんは前列の真ん中で人形を抱えているメガネの人です。
海軍の搭乗員は目が悪い人はなれないので、度が入っていないメガネでしょう。ただのおしゃれ伊達メガネなのか、いまのように目の保護のためのUVカットメガネ(透明)が存在するのか、わたしは知りません。
この写真、よく見るとひとりだけジョンベラの人がいて、
「あれ?」
って写真なんですが。
このジョンベラの人、重要です。
軍帽にペンネントが巻いてあって「谷田部海軍航空隊」と書かれています。
このおかげで少なくともこの人が谷田部空の人だってことがわかります。
で、谷田部空をヒントに照合してみたところ、ここに写っている人たちは甲4期の操縦専修生たち。谷田部海軍航空隊で飛練9期修業中の人たちだとわかりました。
わかるまでの途中のプロセスを説明したらめっちゃいろいろあるんですが、今日は結論だけ。
3空曹に任官した15年11月ごろから、谷田部を離れる16年4月ぐらいでしょうかね。
任官記念に撮りに行ったのかなあ???? ちょっとわからないですが。
下士官に任官していますが、善行章がありません。甲飛生だな〜って感じです。
並びがちょっとわちゃわちゃしていますよね。
イスに座っている人を「前列」、その後ろで立っている人やイスのひじ掛けに腰かけている人は「中列」、最後列の2人を「後列」にします。
甲4の人は消息などはほぼ把握できていません。
戦死状況が確認できている人は「日付、所属、場所」の順で記載しています。
所属航空隊と時期だけの人はそこだけ把握できた人、何も書いていない人はまったく把握できていない人です。
前列左から
堅田瑞穂さん
和歌山、艦攻
龍鳳、582空(18年秋)
浅生寿さん
大阪、艦爆
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