藤代護さん（乙９期　偵察）の『海軍下駄履き空戦記』に、藤代さんの１学年時の班集合写真が掲載されています。
練習生だけ１２名。
てっぺんに各自の名前が入った軍帽を手にしています。

写っているのは、前列左から、
加藤勝正（静岡、偵察）
河合敏（長野、中攻操）
清水巧（高知、偵察）
藤井国男（香川、偵察）
藤代護（茨城、偵察）
石川茂（愛媛、中攻→戦闘機）
宮澤政雄（山梨、偵察）

後列左から、
牛王正明（愛知、偵察）
佐々木隆寿（宮城、偵察）
本間秀人（長野、偵察）
松村政人（山口、中攻操縦）
都地肇（福岡、中攻→戦闘機）


偵察専修生は情報を持ち合わせていないのでしかたがないとしても、ファイル化してある操縦専修生だけは照合したいと思っていました。

石川茂さんはすぐにわかりました。
そのうち都地肇さんも判明。
残りは松村政人さんと河合敏さん。

なんとかしたい！

さんざん見ました。

でも・・・・昔の書籍（しかも文庫本！）掲載の写真で、画質がアレなので、最近はもう諦めていました。

先日、今治に行ったとき。
羽藤さんに見ていただこうと思って、９期生のお手製ファイルを持参していました。
夜、ホテルで、何気にそのファイルを見ていて、
「松村って、こいつだよ」
って声が聞こえた気がしたんですよね！（まさかのお導き！）

「あっ！　ホンマや！　このヒトやんっ！！」

ってのが、このヒトです↓

【東京行軍】

【操偵適性検査】

【整備実習】

【飛練・谷田部】

【中攻操縦専修生集合写真】

予科練卒業時の色紙

「おもいで」から。
「重厚な知識人でよく話したね、君に啓発されたことが多かったのに」
「勉学の上で俺の先生だった君にはずいぶんお世話になりました。英語は清田と並んで第一人者だった」
「横須賀時代吊床を並べて寝たが、お互い故郷を離れての淋しさに巡検後までひそひそ語り合った仲、往時が懐かしい」
※清田・・・・清田進さん（東京　中攻操縦　１９年１０月１３日　台湾東方沖　７６２空K７０３）

都地肇さん