航空母艦「隼鷹」
2009-04-18


艦爆兄ちゃん・小瀬本國雄さんの手記を読んでいて、そこによく登場する同年兵・同じ艦爆兄ちゃんの山川新作さんの手記が読みたくなり、本屋に注文して入手したのですが、どっちもおもしろくて、邪道な同時進行読みをはじめてしまいました。

お二人ともよく似た経歴で、一緒に読んでいたら、ごっちゃになってしまう、と思い、とりあえず、先に読み始めていた小瀬やんの手記から読みました。

そうこうしているうちに、山さんの手記が行方不明になっていたのですが、つい数日前に、本部屋の段ボールの奥に落ち込んでいるのを発見・救助しましたので、再び読み始めています。

山さん、真珠湾攻撃には「加賀」で出撃しているのですが、後に「隼鷹」に転勤になりました(17年4月か5月)。

新しくできたばかりの空母で、山さんは名前すら聞いたことがありませんでした。

ペアの中田勝蔵1飛(偵察)と2人で、初めて、佐伯湾に停泊していた「隼鷹」に向かったときのこと・・・・。
内火艇で「隼鷹」に乗り付け停止しようとしたらしいのですが、内火艇の機関員が操作を誤って前進全速、艇首から「隼鷹」に激突してしまったんだとか。
内火艇大破!!
と思いきや、なんと「隼鷹」の方がへっこんだらしいです(^_^;)。

山さんと中田1飛は、
「こんなへなちょこ船が、戦争に使えるのだろうか」
ととっても不安になったそうです。


(注:こうして初対面の山さん・カツを驚かせた「隼鷹」ですが、終戦まで沈まずに生き残ったそうです)
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