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343空にいったい何人の准士官以上がいたのかわからないのですが、中には「戦って死ぬのならともかく、自決は嫌だ」と呼び出しに応じなかった搭乗員や、呼び出しに応じてその場に出向いたものの「妻子のある者は帰れ」と言われ思いとどまった人もいたようです。
ホリブンはこのときのことは、自分の手記の中ではまったく触れていません。
なので、その時のホリブンの心境はまったく不明なのですが、事実だけ書くと、ホリブンは最終的に自決を決行するとして残った20数名のうちの1人でした。
結局、この自決話も、司令が秘密作戦を遂行するための仲間を得るための狂言(?)でした。
自決決行直前に「待て」がかかり、実はこれこれしかじかで・・・・ということで、自決はせずに済んだのです。
今回はホリブンのこととして取り上げましたが、当時の搭乗員は多かれ少なかれ、自分の命のことを鴻毛ほどに思っていないようなフシがあり・・・・。
いや、特攻にしても自決にしても決断するまでにはいろいろな葛藤や懊悩があったかもしれませんが、決断してしまったら意外とさらっとしているというか・・・・。表面、さらっとしているようにふるまわないとやっていられなかったのでしょうか・・・・。
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